デルタ航空、2021年第4四半期および通年の業績を発表
デルタ航空(NYSE:DAL)は、2021年12月を期末とする第4四半期と2021年通年の業績、および2022年第1四半期予測を発表しました。
- GAAP会計基準では2021年第4四半期の税引前損失は3億9500万ドル、税引前利益率は−4.2%、営業収益合計は95億ドルで1株当たり損失は0.64ドル。
- 調整済み会計基準では2021年第4四半期の税引前利益は1億7000万ドル、税引前利益率は2.0%、営業収益は84億ドルで、希釈後1株当たり0.22ドル。
- GAAP会計基準による2021年通年の税引前利益は3億9800万ドル、営業収益合計は299億ドル。
- 調整済み会計基準による2021年通年の税引前損失は34億ドル、営業収益は267億ドル。
デルタ航空(NYSE:DAL)は、2021年12月を期末とする第4四半期と2021年通年の業績、および2022年第1四半期予測を発表しました。GAAP基準および調整済みの結果を含む、デルタ航空の2021年第4四半期および通年の業績を5ページに記載いたします。概要は以下のとおりです。
デルタ航空の最高経営責任者、エド・バスティアン(Ed Bastian)は次のように述べています。「2021年は、デルタ航空にとって特別な年となりました。ブランド力の向上により大きな回復軌道に乗せることができたため、米国の航空会社で唯一、下半期に黒字化を達成しました。こうした成功はデルタ航空の従業員のおかげであり、今朝特対象となる従業員に対する特別なプロフィットシェアリング(利益分配)を発表しました。オミクロン株の急速な拡大によってスタッフの配置にも大きな影響が出ており、旅行業界全体に混乱が生じましたが、デルタ航空の運航は先週から安定し、休暇シーズン前の状況に戻っています。オミクロン株によって需要の回復が60日程度遅れることが予想されていますが、すでにピークアウトの傾向が見られるため、春と夏の旅行シーズンには一般消費者やビジネスユーザーによるリベンジ需要が拡大することを確信しています。」
2021年10月~12月期の業績概要
- 調整済み税引前利益の1億7000万ドルには、主として持分法による損失、評価替えによる投資額調整、特別なプロフィットシェアリングの支払いによる5億6400万ドル分は含まれていません。
- 精油所の売上を除く調整済み営業収益は84億ドルでした。2019年第4四半期に比べて輸送容量は79%、収益は74%まで回復しました。
- 営業経費合計は2019年第4四半期に比べて8億3300万減少しました。サードパーティへの精油所売上分を調整した経費合計は、2019年第4四半期と比べて19億ドル(19%)減少しました。
- 当四半期中のアメリカン・エキスプレスからの収益は12億ドルで、2019年第4四半期と比べて11%増加しました。
- 第4四半期末時点でのデルタ航空の流動性は142億ドルでした。これには現金および現金同等物、短期投資、リボルビング与信枠残高が含まれます。
2021年通年の業績
- 調整済み税引前損失34億ドルにはPSP(Payroll Support Programs)関連の38億ドルは含まれておらず、一部は持分法損失、負債償却費用、特別なプロフィットシェアリングの支払いによって相殺されています。
- 2021年下期中の税引前利益は11億ドルでした。PSPを除いた評価替え調整額、持分法損失、負債償却費用を計上した2021年下半期中の調整済み税引前利益は3億8600万ドルでした。
- サードパーティへの精油所の売上を除く2021年通年の調整済み営業収益は267億ドルでした。2019年通年に比べて輸送容量は71%、収益は57%まで回復しました。
- 営業経費合計にはPSP関連の補助金45億ドルが含まれていますが、2019年に比べると124億ドル減少しています。PSP関連の補助金とサードパーティへの精油所の売上に伴う費用分を調整した営業経費合計は、2019年に比べて109億ドル(27%)減少しました。
- 2021年通年のアメリカン・エキスプレスの売上は40億ドルで、2019年通年と比べて98%まで回復しました。
- 業務再開に向けて29億ドルの投資を行い、70億ドルの返済金圧縮を行いました。これには年金保護法(Pension Protection Act)に基づく年金資金の完全な確保も含まれています。
- 2021年末時点におけるデルタ航空の負債とファイナンスリースの債務合計は269億ドルで、調整済みの純負債額は206億ドルでした。
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